トランスファーファクターと免疫学

 免疫プラザ トランスファーファクターは免疫システムの中心的なもので、私たちの体を様々な病気から守ってくれるものです。

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2003年ページアップ以降、多くの方から、トランスファーファクターについてのご質問を、
お受け致しました。その都度返事を出していたのですが、手に負えず、2006年7月新たに、
このトランスファーファクターについてのページを、アップすることに致しました。


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 トランスファーファクターと免疫学からみた健康


  @トランスファーファクターとは何か?
 Aトランスファーファクターの歴史と研究
 Bトランスファーファクターの信頼性および安全性
 Cトランスファーファクターに対するよくある質問
  Dトランスファーファクターと免疫学から見た健康

トランスファーファクターに関するお問い合わせ

トランスファーファクターは、最近、アメリカのいろいろなメディアに取り上げられています。中でも、健康関連の雑誌などに、頻繁に紹介されるようになりました。
下記の記事は、アメリカの「total health(トータルヘルス)、日本語Web」マガジンに掲載された、
Lyle Hurd(ライル・ハード)編集員の「トランスファーファクターと免疫学からみた健康)」の翻訳です。

伝染病、疾病、虚弱、死
これらは鳥インフルエンザ H5N1 の世界規模での発生、大流行の危険を表す時に、世界中の専門家が使用する言葉です。
もしこのウィルスでなければ? きっと別のウィルスが蔓延するだろう、と彼らは言います。
それらの脅威が起こるのは、もはや時間の問題です。
それぞれの推測が異なっても、誰もが一致する点がひとつだけあります。
それは適切に機能する免疫システムの重要性です。

免疫、健康、長寿、生命
これらは、免疫システムが適切に機能しているときに、私たちが使用するいくつかの言葉です。
正常な免疫システムは、病気の基になる細菌やバクテリア、死に至らしめるウィルスなどの侵入者に対して、バランスの取れた迅速で正確な防御を行います。
私たちは様々な外敵に囲まれています。私たちが何処に住んでいようとも、あるいはどんな生活をしていようとも、免疫システムは、私たちの最初で最後の防衛ラインなのです。世界中の政府が伝染病対策に投入する資金も、効果的な抗生物質やその効果も、ワクチン開発に注がれる研究資金も、すべて根本的な解決方法ではありません。
結局は、次の質問が何より重要です。つまり、あなたの免疫システムはどれくらい強いですか?

免疫システムの基礎知識
あなたの免疫システムには、三つの主要な機能があります。
それは、@体内への侵入者を認識する、A効果的な攻撃を仕掛ける、B侵入者の情報を記憶する、です。
トランスファーファクターと呼ばれる分子は、私たちの免疫システムが、これらの機能を果たすために必要な情報を蓄積する役を担っているのです。しかしこのことは、一般に広く知られていません。

トランスファーファクター = 免疫システムの知能
トランスファーファクターはビタミンでも、ミネラルでも、あるいはハーブでもありません。それは免疫システムがバクテリア、ウィルスなどと過去に遭遇した情報を蓄積することによって、免疫システムの中枢を構成する分子です。
しかし研究によると、トランスファーファクターは、単に私たちの免疫システムの経験を記憶するだけではなく、それ以上の働きをしていることが示されています。それはNK(ナチュラルキラー)細胞の活動を刺激することによって、私たちが出会った病原体をどうしたらうまく処理できるかについて、戦略的な情報をも提供していると言うことです。
トランスファーファクター分子は、DNA分子に遺伝子情報が蓄積できるように、免疫システムに次のような情報を提供します。

 @問題を特定する
 A免疫反応のバランスをとる
 B免疫機能を増進する

トランスファーファクター:その歴史と、私たちがそれを耳にしない理由
1949年、結核の研究をしていたH.シャーウッド・ローレンス博士(ニューヨーク大学癌センター元ディレクター、1959〜2000)は、結核から回復したドナーの陽性免疫反応を、結核菌の未感染者に移転(トランスファー)できることを発見しました。
当時ローレンスは、ヒトのドナーから得た白血球を、トランスファーファクターの材料として使用し、患者に静脈投与していました。トランスファーファクターは、研究者や科学者から重要な発見として賞賛を受けましたが、当時ペニシリンが疾病と感染のすべてを治すと信じられ、西洋医学の万能薬として注目を独り占めしていました。
疾病の戦いにおいて、抗生物質が果たした役割については誰も疑問をはさまないでしょう。しかし、以前にも増して多くの専門家が、ますます進化していく細菌に対して、抗生物質の有効性の限界に懸念を持っています。抗生物質は、免疫システムを強化するのではなく、むしろその逆の働きをします。そのため人々は、免疫システムを支援・強化するための、別の方法を待ち望んでいます。
ローレンスのライフワークを発端として、免疫システム分子、トランスファーファクターの有効性に関した、幾千もの科学的研究が行われてきました。そして過去20年間の免疫学上の重要な発見が、トランスファーファクターに関する科学に革命をもたらしました。

1.ソース:トランスファーファクターの起源
トランスファーファクター治療の初期には、ドナーはヒトで、トランスファーファクターは注射によって投与されていました。医学が、動物を起源とするトランスファーファクターの有効性と互換性を見出すのは、1980年代になってからでした。今日、抗体とは違ってトランスファーファクターは、種をまたがって互換的であることが知られています。このことは、トランスファーファクターがもたらす利益が普遍的であることを意味します。その結果、私たちは、強い(復元力のある)免疫システムを持つ動物のトランスファーファクターから、恩恵を受けることが出来るのです。

2.口からの消費:服用
トランスファーファクターは、その静脈投与の時代から長足の進歩を遂げてきました。1980年代にトランスファーファクターは、経口(飲むこと)投与が可能であることがわかりました。しかしそのことは、母親から子供に牛の母乳(コロストラム)によって引き継がれることから、当然と言ってもいいでしょう。過去20年以上にわたって行われた広範な研究が、口から飲むトランスファーファクターの効能を裏付けいています。(CH、カークパトリック「トランスファーファクターの活動と特性」バイオセラピー、1996.9 {1-3}、1-6)、(G.ピッツァ、C De.ピンシ、V.フォルナローラ、A.パラレッチ、O.パリコルディ「特異的なトランスファーファクターの長期経口投与中の生体外調査」バイオセラピー、9{1-3}、175-85)、(ルイE、ボルコウスキーW、キシウスPH、ハイネスTB、ゴードンS、ボンクS、ローレンスHS「経口での牛トランスファーファクターの投与によるクリプトスポリジウム症の治療」臨床免疫学と免疫病理学、1987、44{3}、329-334)

3.技術
科学者たちは、トランスファーファクター分子が最適な能力を得るように、抽出し濃縮するのに必要な技術を、最近になってはじめて開発しました。例えば、牛の初乳には微量のトランスファーファクターが存在しますが、理想的な結果を得るにはそれらを分離し、純化しなければならないのです。

優れた免疫システム=強力なトランスファーファクター
最も強力なトランスファーファクター分子は、過去に様々なウィルスやバクテリアと遭遇した経験を持つ強い免疫システムから得られます。今日の科学界は、トランスファーファクターの二つの「起源」に特に関心を持っています。その一つは雌牛からのもの、もう一つが鶏からのものです。
雌牛の初乳は、生まれたての仔牛を納屋の有害な環境に適応させるように、強力なトランスファーファクターを含んでいます。同様に、卵は強いトランスファーファクターを得るための、別の材料を提供します。

トランスファーファクターに対する日常のニーズ
世界中で数十万人に上る人たちが、免疫システムの強化のために、日々トランスファーファクターを摂取しています。実際ある報告では、中国では600万人以上の人々が、肝炎の予防のためにトランスファーファクターを使用していると言うことです。(ポジティブ・ヘルス・ニューズ、1998秋{17}:21)
世界中の人々が、私たちの豊かなライフスタイルのために、トランスファーファクターが総合的な免疫システムの効果を与えてくれるのだ、ということに気付きはじめています。このことはケニアA.ボック博士他による有名な著書「細菌に勝つ方法」で、「旅行の際には一日6個のトランスファーファクター・カプセルが基本だ」と述べられたことで理解できます。(細菌に勝つ方法、ケニアA.ボック医学博士、スティーブンJ.ボック医学博士、ナンシー・ファース、MSW、MPH 頁258、Aマグローヒル出版社、2003)

トランスファーファクターのよく知られた利点
トランスファーファクターは「免疫矯正剤」と呼ばれ、様々な形で免疫システムを支えます。例えば過剰な免疫システムの抑制や、正常な免疫機能への刺激など、異なる方法で免疫機能をサポートすると言われています。
2000年5月に「オルタナティブ・メディシン・マガジン」が、「免疫性を教化啓蒙する」と題した記事を発表しました。その中でD.J.フレッチャーは「免疫システムは自然界の奇跡の一つであり、免疫療法の一種であるトランスファーファクター(TF)は、その奇跡の一部である」と書いています。フレッチャーによればトランスファーファクターは、カンジダ(candida albicans)、HBウィルス(Esptein-Barr)、HIV、慢性疲労、線維筋痛、肝炎を含む、多くの健康障害を持つ人々の免疫機能に、非常に大きな貢献をするのです。(D.J.フレッチャー「免疫性を教化啓蒙する」、オルタナティブ・メディシン・マガジン、2000年5月号、頁48-55)
トランスファーファクターは「賢い分子」として、また免疫システムの調整役として、免疫システムが人体の有害な炎症を抑えるのに、極めて有効であることが証明されています。実際トランスファーファクターは、貴方の免疫システムを教化啓蒙して、炎症が生じた時には何時でも最善の治療を行うために、知っておくべき事柄を身につけさせてくれるのです。

トランスファーファクターの科学:画期的な躍進と発見
正常な免疫システムの中で、トランスファーファクターが果たす役割に関して、無数の研究論文が発表され、またトランスファーファクターの製品化に関しても、多くの研究成果が上がっています。これらの知的財産権を守り活用するため、これまで莫大な投資と努力が払われてきましたし、それは今も続いています。例えば、ユタ州サンディーのフォーライフリサーチUSA.LLCは膨大な科学的研究を続けており、多くの特許を保有しています。トランスファーファクター・プラスのNK細胞の活性率437%
4Life独自の、あるNK細胞の研究(M.V.キシレフスキー、E.O.カルチュリーナ、ロシア科学アカデミー、I.N.ブロキーナ腫瘍学研究センター、モスクワ、ロシア連邦、2004,2005)では、牛と鳥を起源とするトランスファーファクターの組み合わせが、ナチュラルキラー細胞の活動を劇的に増やし、437%も強化されることが報告されました。
2002年10月に4Lifeは、鳥を起源とするトランスファーファクターを抽出する方法、ならびに非哺乳動物からトランスファーファクターを精製し調整する新しい手法に関して、特許を取得しました。(米国特許6,468,534)
2005年3月には4Lifeは、二つ以上の異なる動物を起源とするトランスファーファクターを組み合わせる技術に関して特許を取得しました。(米国特許6,866,868)
フォーライフリサーチのCEOであるデイビッド・リゾンビーは、12年以上にわたり、免疫研究の最前線で活動してきました。新しい自然の免疫強化剤の研究、その抽出のための新しい起源の研究、そして進歩を続ける技術開発などへの多大な貢献によって、リゾンビー氏はロシア医療科学アカデミーに招致され、バイオ技術進歩に関するI.N.ブロキーナ賞を2006年3月に受賞しました。
上記のように、トランスファーファクターは多くの出版物の主題となっています。先に引用したものに加えて、デイビット・リゾンビーとウィリアム・へネン博士により書かれた「トランスファーファクター:免疫のIQを高める」と言う本が、2006年3月に出版されました。この本はトランスファーファクターと、今日の世界における適切な免疫システムの重要性を扱うものです。

トランスファーファクターの今日
2005年にブッシュ政権は、緊急流行性疾患対策の戦略開発に71億ドル(約8,500億円)を投入しました。
鳥インフルエンザやその他伝染性の疾病から私たちを守るために、どれだけのお金が投入されようとも、免疫システムが私たちの最初で最後の防衛ラインなのです。
ですからその価値は計り知れません。免疫システムがなければ、私たちはいつも以下の言葉と向き合っているのです。

伝染病、疾病、虚弱、そして死
私たちにとって幸運なのは、トランスファーファクターと最適な免疫反応をつなぐ重要な関係を解明するために、今日も科学的な研究が続けられていると言うことです。


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